
True Image の差分バックアップファイルは、中間差分ファイルを削除する事によって、保管するファイルの数を少なくして管理ができます。
ただし中間差分ファイル削除後に、新たに差分バックアップファイルを作成する場合には最新の差分ファイルを選択しておく必要があります。
差分ファイルを使った運用を効率よく行う為には、以下の基本要素を押さえておく必要があります。
バックアップ履歴情報は、以下の条件に一致するバックアップファイルから取得されます。
1つの完全ファイルと、2つの差分ファイルを作成し、完全ファイル名が TEST.tib の場合、その差分ファイル名は、TEST2.tib と TEST3.tib(赤がサフィックス)となり、最新の履歴情報は、TEST3.tib が保持しています。

ここで TEST2.tib を削除し、次のいずれかの方法で、新たに差分バックアップファイルを作成した例を示します。

完全ファイルと最終差分ファイルのどちらを起点にするかで、結果が異なる。
◆TEST3.tib を起点と(選択)して新たに差分バックアップを作成した場合
TEST4.tib という名前の差分ファイルが作成されます。
サフィックスは一番大きな数字4になるので、True Image は復元時に TEST4.tib から正しい履歴情報を取得できます。
◆TEST.tib を起点と(選択)して新たに差分バックアップを作成した場合
TEST2.tib という名前の差分ファイルが作成されます。
このファイルは最新のファイルであるにもかかわらず、サフィックスが2となっているため、True Image は復元時に TEST3.tib から履歴情報を取得してしまいます。その結果、履歴情報と実際の順番の整合性が合わなくなります。
復元を試みると、最新である TEST2.tib のアーカイブの作成日時が削除前の履歴で表示されます。 また履歴上で、古いTEST2.tib の復元を試みた場合、"アーカイブが壊れています。"というエラーが表示され、エラーを無視して強制復元すると、最悪の場合システムが起動しなくなる場合もあります。※TEST3.tib を復元前に、一時的に削除しておけば、TEST2.tib から正常に復元する事ができます。
タスク スケジュールにて、差分バックアップを行っている場合、中間差分ファイルを削除すると、上記のような問題が発生しやすくなりますので、中間差分ファイルを削除しない、または完全ファイルの再作成を推奨します。
【Acronis True Image】【差分】【管理】
文書番号: 080225113316